Sunday 27 February 2011

中東情報なら「中東の窓」へ!

'Fenetre du Moyen-Orient' par Monsieur Noguchi, c'est un blog qui le vraiment precise  

中東に造詣の深い方の、これはホンモノ!と思われる情報を見つけることができました。「中東の窓」、京都の野口雅昭先生のブログです。
以下抜粋し、参照させて頂きます。(たくさん抜粋しては著作権侵害になるかもしれないので、一部抜粋の上、出拠表示)
 http://blog.livedoor.jp/abu_mustafa/archives/3450979.html
~まず、事実関係としてベンアリの政権が独裁的で腐敗していたことは、現地の人間及び外交団、新聞記者は皆知っていて、特段の秘密でも無かった。
特に仏等ではそのような本も出されて(チュニジアで発禁になった本としてben ali,mon amiと言う仏語の本が一時有名であった)いた。~途中略~
~明るい面と言うのはテロの抑え込み、治安の良さ、経済の好調(この点については現首相のghannuchi等の経済政策の正当であったことが指摘できる)、特に貧困地域のかさ上げへの努力等が挙げられると思う。
その中で大きな要因は隣国であるアルジェリアの泥沼のようなテロの10年間との比較があったと思われる~
なるほど、なるほど。先生のおっしゃることにはさすが納得させられます。
Ethieの場合、「そうじゃないかな―」程度でおこがましくもブログを書いております(ご注意下さい)。

 4年前ですが、国家公務員でも裏で「ベンアリって最悪」と教えてくれましたし、あらゆる企業は売り上げの一部(10%らしい)をベンアリの奥さんの一族トラベルシ一族に上納しなければならないことは聞き及んでおりました。(さすが「マフィア国家」とwiki leakされることはある)
だから日本から来てチュニジアで起業しようなんていう話にはなかなかならない。ボランティアの仕事で、私もチュニジア投資の照会メールを受けまして、日本食レストラン出店について対応しましたが、結局「誘致」の「ゆ」の字にも結びつかずでした。。。(なのでチュニジアには一軒も和食のお店は今もないと思われます。昔は一軒だけチュニス郊外のラ・マルサにあったらしいのですが)

だけど、最近は、南部地域では人件費が中国より安くなっていたらしい⇒(海外投融資情報財団(JOI)のサイトを参照)。それでも雇用が増えないのは、外国企業誘致、FDIがうまくいかなかったことにもあるのでしょう。そして抗議デモに結びついた。

「ただ、だれか(日本人女性が)大統領に見染められ、レイナと別れさせたら(レイナも後妻らしい)、参入企業やそれこそ日本国のためになるのに」などと品のない妄想を言うボランティアのおじさんもいまして(笑)?!(と書いちゃってるわたしも下品ですが)・・・聞き流しましょう。
私は半年しか滞在していませんが、その間先輩シニアが現地情報を、私の遅れを取り戻すべくいろいろ教えてくださいました。こういう国では事情が分かれば分かるほど、ある意味自分たちの活動の難しさが見えてくるというジレンマが生じるのでしょう、新人の私にもに色々ぶつけてくださいました(Merci !)
中にはパワフルな方もおられて、チュニジアの若者と交歓会やディスカッションをホテルのロビーでやってました。一応「集会」とみなされないよう気をつけてのこと。でも実際取り締まりを見たことも感じたこともなかったです。やはり当時から現地はゆるい感じだったと思います。ただ、デモは捕まるらしい。
・・・・んー、これらは、私にはかなり懐かしい思い出話です。

 さて、アルジェリアとフランスとはうまくいっていない、とは聞いていましたが、それは過去にフランスがしたことに対してアルジェリアが寛容の態度と妥協ができないからだと私は考えていました。例えば、フランスはアルジェリアの砂漠(内陸部のGerboiseというところ)で核実験をしたというショッキングな話もあります。だけど野口先生によれば結局は、アルジェリアがテロ行為の取り締まりを徹底してないところが大きな要因、とのこと。西欧諸国から協力や援助を引き出せない要因にも大きく繋がるのでしょう。
 
現地でわからなかったことや裏付けなく感じたことが、ここへきて少しずつクリアになってきてます。潜入レポート(おおげさ)してきたのですから(プチ・スパイの側面も)?せっかくですので、この機会に自己満足程度に語っております、はい。

今回の暫定政権下のガンヌーシ首相の采配やがんばりに対しても、国民は「RCDはもっともっと譲歩せよ」と求めてきています。(RCD党自体解散することに)
確かに当初の彼の提案では、「地域開発大臣、教育大臣、厚生大臣(などの重要でないポスト)を野党に任せるから、外務省、内務省、大蔵省、国務省(の重要なポスト)はRCDがやるよ。情報省(悪名高き検閲機関)は勿論廃止する」とまるで野党を子供扱いしたようなもので、国民がむっとするのも無理はなかったでしょう。
だけどガンヌーシさんはこれまで経済発展に手腕を振るってきた人材だから、国の復興を真剣に考えて、彼をもっと尊重しよう、という見方もあるようです。だからでしょうか、国民に突き上げられつつも、ガンヌーシ首相のがんばる姿を各国発信のニュースで見ることができます。新政権発足後に辞任することを国民に約束したから、動きやすくなったのでしょうか?

しかし現地の若者は、チュニジア社会に定着する「シニオリティー・システム(年功序列)」には辟易しているはず。そしてガンヌーシ首相はかなり高齢です。
・・・・リーダー不在のジャスミン革命、一体どのように進んでいくのでしょうか?
そこで、これからこそFACEBOOK情報の有効利用を、新政権樹立に向けて進めていって欲しいものです(チュニジア人でない私が遠くから言うのも、筋違いというものですが)。

  言うは易し、行うは難し:"Il n'y a pas plus simple que de critiquer" 
  (はい、失礼しました)

それにしても、参照させて頂いた野口雅昭先生は、もと外交官であり、あのアルピニストの野口健のお父様でいらっしゃるとは!さらにさらに、チュニジア全権大使のご経歴をお持ち!小野大使の前任のようです。先生の講義があるなら、受けてみたいです。わたしも今回の政変がきっかけで、「国際外交」等分野に興味が出てきました。悠々自適に聴講しに行けたらと願う今日このごろです。

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