Saturday 9 April 2011

在チュニジア日本大使館前で震災支援デモ!ガヌーシ元暫定首相の姿も。

Merci de la manifestation de Tunisien devant l'ambassade du Japon pour soutenir le Japon triste  

今年はチュニジア、そのうち中東、のウォッチングにハマろうと決心していた矢先、東日本大震災が日本を襲い、私は今正直、それどころの心持でなくなっています。
太平洋岸の被災した方々が心配。TVで彼らの姿を見るにつけ、同情というより、感動の方の涙が出てしまう。お人柄がいじらしい。自然とともに素朴に生き、満足を知る彼らの生活を奪った震災・津波はなんと無情なものか。無情転じて無常を知れというのが自然からのメッセージなのか?--頑張りましょう、一緒に。賞金寄付宣言をした石川遼選手の気持ちに一ミリでも近づき、「闘い」という名に変わった「生活」を共にベストを尽くして頑張りましょう!

しかしフクシマ原発の放射能漏れはかなり心配。外国メディアはどんどん喝を入れていってください。日本国民は、TEPCOの、政府の、のらりくらりの対応にある意味、慣れてしまっているのか?「これは戦時下の大本営発表か!」あるいは「メンツや筋を通すあまりに第二次大戦に突き進まざるを得なかった参謀本部か!(←最近のNHK特集で知った開戦事情)」と悪い方にばかり感じてしまうくせに、何もできずにうろたえる自分はいかにもナイーブ(naive)な日本人であることよ。

それでも皆、中央も関係者も対応に追われ、必死で頑張ってくれているのだから、私個人の1ユニットとしては見守ることで、踏ん張りましょう。騒いでみたところでしょうがないから日本人は今、固唾を飲みつつ必死で耐えているところなんです。
だから、原子力安全・保安院のスポークスマン(白ジャンパーに七三分けメガネの人)もTEPCOに成り替わりいつも冷静な解説有難う、彼はおそらく一日くらいしか休んでない。当初NHKのニュース解説に出ずっぱりだったイケメン山崎記者も、専門外でも話を進めてくれて有難う(大役でした!)。

何より福島原発で頑張ってくれている方々へ、ありがとう!
(でも最近、家の近所で空き缶を集めて商売にしている人の姿を見ないのだけれど、福島へ行ったのでしょうか。。。)
×o× ×o× 原発関連は、これ以上独り言を言ったりするのは止めておきます。

全然話が逸れてるように聞こえるでしょうが、なぜかこの日々の流れの中で思い出された映画はマーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)監督の「タクシー・ドライバー」。孤独な若者トラヴィス(若き日のロバート・デニーロ)が敢然と確信的にひとりでやり遂げるという物語(←かなり端折りすぎの説明)。不義に対する物の捉え方、アクションの起こし方、そしてやっちゃった主人公に対する、ヒロイズム評価が、自国とはかなり異なるので「とにかく気になる」映画でした。スタイリッシュな演出やトニー・スコットのサックスの、あのテーマ曲も勿論魅かれたところです。
ん~、とにかく、このところちょっと暗欝としたアンニュイ気分。だからこういうストレートなヒーローでも出てきてくれないかしら。

ところでそんな中!もう数週間前になるようですが、新聞の(うちは産経新聞)海外記事欄で知りました!
~在チュニジアの日本大使館前でデモ。警戒した公館職員たち~と、こんな感じのショッキングなリードでしたが、チュニジア人達がお馴染みFacebookで集まって、今度は「震災支援デモ」をしてくれたそうなんです。そしてガンヌーシ(ghannouchi)元暫定首相もお越しになり、ご記帳下さったとのこと。昨今様々な国が日本を応援して下さってますが、チュニジアで早くも3月にこういう動きがあったことを嬉しく感じます。
詳しくはこちらの記事へ→共同通信ニュースより

ガンヌーシさんがこれまで指揮してきた経済振興策は、地中海沿岸のリゾート開発だけでなく、難しい南部貧困地域の開発にも着手してきたことに大きなポイントがある、と聞いています。

その南部の施策では、日本のODA支援も一翼を担ってきました。南部の地域性に見合った丁寧な支援です。例えば乾燥地域ならではの農産物(オリーブ、なつめやし、アロマ植物や乾燥トマトなどが今思いつく)や、無焼成煉瓦の開発などがあります。地元民が求める振興を、日本のJICAはチュニジア政府からの依頼・期待に対し、手作業で、そして体当たりで、支援してきたと言うことでしょう。(※もちろんEU圏からの画期的な支援も多々ありますが)筑波大学も北アフリカ研究センターを2006年に開所して関連プロジェクトに関っているとのこと。
http://www.elaph.com/Web/news/2011/1/625011.htm

なぜ体当たりな支援と表現されるかというと。。
私がボランティア赴任した時(南部ではないが)、まず聞かされたこと、それは「EUの振興支援の手法は、ポテンシャルの高い大型優良案件を抽出し、それに大きく支援・投資すること。それに対し、日本がチュ国から依頼されている支援は小型案件へのきめ細やかな対応」でした。

これを聞いてチュ国のやり方は、いろんな意味で、大変合理的だと感じましたが、これはガンヌーシさんの施策だったと言えるのですね(後で知ること、多いですね)。

お国同士のお付き合いとはいえ、辞任した首相が日本のことを気に掛けて下さって、この度私は、中東の地から連想されるような「乾燥感」ではなく「ウェット」な感覚を味わいました。

しかしそれがなぜなのか、「中東の窓(野口チュニジア元大使のブログ)」を読ませて頂き、分かったきがします。(少しだけ抜粋させて頂きました)
~若干昔のことになりますが・・と言うのはわが国の対外援助は最近削減される一方ですから・・かって米国がチュニジアはその対外援助対象の貧困途上国から脱却したとして援助を停止して以来、欧州連合と言うグループを除けば、1国では日本が最大の援助国であった時代がありました~
今後のチュニジア支援を検討するための、EUを中心とした援助国会議が開催(3月末)予定であるとのこと。ですから、イニシャチブを採るくらいの勢いが欲しいところであるが、民主党政権にその気概はないだろう(以上野口先生のブログによる)とのことでした。
はい、確かにガンヌーシ元首相より、日本にも参加要請があって、前向きに検討すると現多賀大使が回答しています(→メディア参照)。でもその後日本は震災が起こったし、一体どうなったのでしょうかぁ?

せっかく長年かけて築いてきた日―チュの関係ですし、ガンヌーシ氏も今後の道筋を心配し、ネゴに回っていたのでしょうから、チュニジアの政権が変わっても両国関係がうまく続いてほしいものだと、願っております。

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Sunday 13 March 2011

大震災お見舞いと国際フェアでのボランティア

Condoleances au gens du Nord-Japon qui a subi un desastre  

この度の東日本大震災で被害にあわれた方々へ、心よりお見舞い申し上げます。
いちブロガーとして、普段は自己満足型ブロガーをしておりますが
本日はやはり、チュニジア関連ネタから逸れさせて頂きます。

被災した人が「この世の終わりかと思った」とテレビのインタビューで答えてらっしゃったのを見て、私も阪神淡路大震災で被災したとき、激しい揺れの中で同じように感じたのを思い出しました。

15年前のあの夜、私はベットの中で覚醒し(なぜか異常な頭痛にみまわれ)ていたので、かなり怖い思いをしたのですが、この度はその比ではない、ということ!テレビを見るたび、どんどん惨状が明らかになっていき、ゾっとしてどうしたらいいのか分からなくなります。こんな近いところでこんな悲惨なことが起こっているなんて、もう夢かうつつか分かりません。。北アフリカのチュニジアやアラブの国々の国家混乱の様子も信じられなかったのに。
被災した方々には本当にお気の毒です。どうかおひとりでも多く、早く無事に救出されますように、お祈り申し上げます。

このブログで自身のプロフィールに「驚かされるような出来事を見たい、知りたい」と書いておりましたが、自分の浅はかさを思い知りました。瓦礫や泥の中に埋まっている人のことを思うとイノセントに不謹慎な気持ちでいる自分が恥ずかしい!

ところで昨日は、地方都市主催の国際フェアのイベントに、予定通り、ボランティアのスタッフとして参加して参りました。(本来、昨日・本日の2日間開催の予定でしたが、プレイベント扱いであった昨日はかろうじて開催、メインイベントの本日はやはりキャンセル)。皆が不安な気持ちを抱えつつ、イベントに参加することに少し罪悪感を感じつつ・・・。そして会場は犠牲者を悼む気持ちで大きく包まれました。

特に「外国人スピーチ大会」では、参加の外国人スピーカーの人たちも、それぞれに準備した原稿内容の上に、急きょこの度の地震災害への支援の気持ちを表わして下さいました。外国人学校のカ●●ィアンアカデミーの生徒さんは「週明けでも、学校で募金をして被災地に送りたい」と助け合いの気持ちを発表し、サモアからの留学生は「私もサモアの津波で友人を失った。神戸に居ると直接支援できないのが悔しい」とスピーチして、産経新聞関西版(ペーパー紙)もとりあげてくれました。

外国人の皆さんから、このように敏感な反応を頂けたことには感激しました。外国の方は日本人よりオープンマインドで表情(表現も)豊かなところが、こういうとき大きな慰めとなるようにも思います。お越し頂いた方々に大変好評だったようです。このタイミングこその、開催意義があったものと感じられ、ボランティアとして大変嬉しく思います。イベントの決行はやはり正しい判断だったのだと。更にこれは、「決行の英断」を下した実行委員の方々に心意気があってのことと、捉えさせて頂いております。

ネット上で地震への支援を語り合うのも良いことですが、実際に生身の人間同士が顔を合わせ、支援の気持ちを分かち合うことは、素直に意義があることだと感じた次第です。

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Sunday 6 March 2011

ゴミ感覚@チュニジア 

Mademoiselle Phi-Phi(?) a apparu dans le TV programme 'Comite de Takajin de bavarder n'importe quoi "

本日放送の、関西が誇るバラエティー番組「たかじんの何でも言って委員会」で、ゲストのエジプト人、フィーフィーさんもお話しになっていましたが、カイロのエジプト人たちが、「デモ」という戦いの終焉を見届けたあと、自発的にタハリール広場の掃除をしていた野を見て、本当に素晴らしいと、私も思いました。
そして、掃除が終わった後、その場所で改めてお祝いのお祭りも催してました。
私はまた、この運び、この順番が素晴らしいと感じます。

愛国心の前には国民はみな、とても純粋な気持ちになれるのですね。

チュニジア人も同じでしょう。
お掃除をする? 自発的に? 
・・・でも、道路に平気でゴミを捨てている人をチュニジアで何度か見かけたので、なんだか想像しにくくて・・・(場所にもよりますが)。
ある日私がメトロ(庶民の足である路面電車)に乗っていた時のこと、目の前の中学生くらいの少年がメトロの窓から何か投げ捨てました。誰も注意しないので、私は一番近くに居たこともあり、「私が言ってもいいはず」と、とっさに注意してしました。その子は少しだけバツが悪そうにしたのを憶えています。

あ、でもアフリカ大陸の国々全体に言えることらしいのですが、もともと、自然の土に返すという意味で食べカスなど投げ捨ててきた習慣があるとのこと(でも今はアスファルト)。しかもこちらの空気は乾燥しているせいか、道に落ちてる生ゴミが日本と違って全然匂わず、なかなか腐りません。ハエもそんなにタカリません(なのに食事してる時は食べ物にタカッてくる、ずうずうしい・・)。だからかどうか知りませんが、捨てられたゴミをある程度集めてまとめておいて、そのまま放置しているのをよく見かけました!そうか、だから衛生的に問題視されにくいのかもしれませんね。

しかし匂わないことの弊害もあります、せっかくの美しい花たち(バラなど)もあまり匂いませんでした。これもやはり大気の湿度や気圧が関わっているとのこと。2年ほど前日本で開催された「チュニジア カルタゴ展」の記念講座を聴きに行ったとき、国際アロマニスト協会のケミリー園子先生にご質問させて頂き、これを確かめさせて頂きました。だから、ジャスミンやネロリなど強い匂いのものは香りますが、微妙な香りはというと、あまり感じることがなかったように思います。

話が逸れましたが、もちろんチュニジア人はあの古代カルタゴ軍の末裔として、エジプト人に勝るとも劣らないほどの愛国心とプライドの持ち主のはずです。ただ、指導者如何によって、国民の生活風紀も変わるものではないかと思います。前の崩壊したBen Ali政権下、大統領たる指導者がマフィアまがいでは、国民も価値観や規律を守るのは難しかったことでしょう。そうしたことは何かと影響されるものです。やはり大統領たるもの、国民のお手本になるような人物、真のリーダーとなれる人になってほしいものですね。

勿論我が国日本も同様、良きリーダーが必要です。

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Sunday 27 February 2011

中東情報なら「中東の窓」へ!

'Fenetre du Moyen-Orient' par Monsieur Noguchi, c'est un blog qui le vraiment precise  

中東に造詣の深い方の、これはホンモノ!と思われる情報を見つけることができました。「中東の窓」、京都の野口雅昭先生のブログです。
以下抜粋し、参照させて頂きます。(たくさん抜粋しては著作権侵害になるかもしれないので、一部抜粋の上、出拠表示)
 http://blog.livedoor.jp/abu_mustafa/archives/3450979.html
~まず、事実関係としてベンアリの政権が独裁的で腐敗していたことは、現地の人間及び外交団、新聞記者は皆知っていて、特段の秘密でも無かった。
特に仏等ではそのような本も出されて(チュニジアで発禁になった本としてben ali,mon amiと言う仏語の本が一時有名であった)いた。~途中略~
~明るい面と言うのはテロの抑え込み、治安の良さ、経済の好調(この点については現首相のghannuchi等の経済政策の正当であったことが指摘できる)、特に貧困地域のかさ上げへの努力等が挙げられると思う。
その中で大きな要因は隣国であるアルジェリアの泥沼のようなテロの10年間との比較があったと思われる~
なるほど、なるほど。先生のおっしゃることにはさすが納得させられます。
Ethieの場合、「そうじゃないかな―」程度でおこがましくもブログを書いております(ご注意下さい)。

 4年前ですが、国家公務員でも裏で「ベンアリって最悪」と教えてくれましたし、あらゆる企業は売り上げの一部(10%らしい)をベンアリの奥さんの一族トラベルシ一族に上納しなければならないことは聞き及んでおりました。(さすが「マフィア国家」とwiki leakされることはある)
だから日本から来てチュニジアで起業しようなんていう話にはなかなかならない。ボランティアの仕事で、私もチュニジア投資の照会メールを受けまして、日本食レストラン出店について対応しましたが、結局「誘致」の「ゆ」の字にも結びつかずでした。。。(なのでチュニジアには一軒も和食のお店は今もないと思われます。昔は一軒だけチュニス郊外のラ・マルサにあったらしいのですが)

だけど、最近は、南部地域では人件費が中国より安くなっていたらしい⇒(海外投融資情報財団(JOI)のサイトを参照)。それでも雇用が増えないのは、外国企業誘致、FDIがうまくいかなかったことにもあるのでしょう。そして抗議デモに結びついた。

「ただ、だれか(日本人女性が)大統領に見染められ、レイナと別れさせたら(レイナも後妻らしい)、参入企業やそれこそ日本国のためになるのに」などと品のない妄想を言うボランティアのおじさんもいまして(笑)?!(と書いちゃってるわたしも下品ですが)・・・聞き流しましょう。
私は半年しか滞在していませんが、その間先輩シニアが現地情報を、私の遅れを取り戻すべくいろいろ教えてくださいました。こういう国では事情が分かれば分かるほど、ある意味自分たちの活動の難しさが見えてくるというジレンマが生じるのでしょう、新人の私にもに色々ぶつけてくださいました(Merci !)
中にはパワフルな方もおられて、チュニジアの若者と交歓会やディスカッションをホテルのロビーでやってました。一応「集会」とみなされないよう気をつけてのこと。でも実際取り締まりを見たことも感じたこともなかったです。やはり当時から現地はゆるい感じだったと思います。ただ、デモは捕まるらしい。
・・・・んー、これらは、私にはかなり懐かしい思い出話です。

 さて、アルジェリアとフランスとはうまくいっていない、とは聞いていましたが、それは過去にフランスがしたことに対してアルジェリアが寛容の態度と妥協ができないからだと私は考えていました。例えば、フランスはアルジェリアの砂漠(内陸部のGerboiseというところ)で核実験をしたというショッキングな話もあります。だけど野口先生によれば結局は、アルジェリアがテロ行為の取り締まりを徹底してないところが大きな要因、とのこと。西欧諸国から協力や援助を引き出せない要因にも大きく繋がるのでしょう。
 
現地でわからなかったことや裏付けなく感じたことが、ここへきて少しずつクリアになってきてます。潜入レポート(おおげさ)してきたのですから(プチ・スパイの側面も)?せっかくですので、この機会に自己満足程度に語っております、はい。

今回の暫定政権下のガンヌーシ首相の采配やがんばりに対しても、国民は「RCDはもっともっと譲歩せよ」と求めてきています。(RCD党自体解散することに)
確かに当初の彼の提案では、「地域開発大臣、教育大臣、厚生大臣(などの重要でないポスト)を野党に任せるから、外務省、内務省、大蔵省、国務省(の重要なポスト)はRCDがやるよ。情報省(悪名高き検閲機関)は勿論廃止する」とまるで野党を子供扱いしたようなもので、国民がむっとするのも無理はなかったでしょう。
だけどガンヌーシさんはこれまで経済発展に手腕を振るってきた人材だから、国の復興を真剣に考えて、彼をもっと尊重しよう、という見方もあるようです。だからでしょうか、国民に突き上げられつつも、ガンヌーシ首相のがんばる姿を各国発信のニュースで見ることができます。新政権発足後に辞任することを国民に約束したから、動きやすくなったのでしょうか?

しかし現地の若者は、チュニジア社会に定着する「シニオリティー・システム(年功序列)」には辟易しているはず。そしてガンヌーシ首相はかなり高齢です。
・・・・リーダー不在のジャスミン革命、一体どのように進んでいくのでしょうか?
そこで、これからこそFACEBOOK情報の有効利用を、新政権樹立に向けて進めていって欲しいものです(チュニジア人でない私が遠くから言うのも、筋違いというものですが)。

  言うは易し、行うは難し:"Il n'y a pas plus simple que de critiquer" 
  (はい、失礼しました)

それにしても、参照させて頂いた野口雅昭先生は、もと外交官であり、あのアルピニストの野口健のお父様でいらっしゃるとは!さらにさらに、チュニジア全権大使のご経歴をお持ち!小野大使の前任のようです。先生の講義があるなら、受けてみたいです。わたしも今回の政変がきっかけで、「国際外交」等分野に興味が出てきました。悠々自適に聴講しに行けたらと願う今日このごろです。

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Tuesday 15 February 2011

早速、チュニジア出前講座の注文


En suite, prepare pour un cours sur la Tunisie en service a domicile 

エジプトのムバラク大統領ついに辞任、しましたね!
チュニジアのように小国で、悪行明らかな大統領の国とは、事情が随分違うだろうからどうなる事やらやるせない気持ちで、世界の片隅から見守っておりましたが、急展開の様相を呈しています。
これで私の「BS世界のニュース・熱狂的フォロー癖」もすこし一段落しそうです。
エジプト国民がひとり、またひとりと家路につくがごとく、私も元の平穏な時間を取り戻しつつあります。
ただ、大統領がこん睡状態に陥っているとのウワサが広まり、日本のメディアも早速伝えています。癌という噂もあるらしい。だけどベンアリ大統領の場合も、数年前から癌で、もしかしたら実は既に亡くなっているのかもしれないという噂もあったくらいなので、あまりあてにはできませんね。
地元新聞(La Presse だったか)の大統領の写真がいつも使いまわしの古いものだったからでしょうね(?)テレビでも見たことある同じ映像が何度も流れてたようです。

ところでシニアOV会から連絡が。
地元地域のシニアカレッジで(シリアではない、念のため)、チュニジア経験についての講座をしませんか、とのリクエストが入ったのです。中東地域の出来事がこの日本のシニア達にも確実に影響し、興味を抱かせているということですね、情報社会の波が感じられます。では私もこのチュニジア・リクエストの波に乗らして頂こうと思います。さあ準備しなくては!

そのために、チュニジア情報をある程度アップデートする必要があります。他のwebサイトやブログを当たってみましょう。

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Sunday 30 January 2011

日曜日の今日も世界は大変です。

Dimanche, aujourd'huit, il y a encore la pagaille dans le monde...

今日は日曜日なので、スポーツクラブへ美しい汗を流しに行ってきました(!)。

するとエアロビの音楽は、革命を思わせるハイテンションかつアラビーな感じで♪ハンロー、ハッンロー♪♪~~ と叫んでいます。ビヨンセ(Beyonce)の「Halo」remix-virsionです。

スポーツクラブにいてもアラブの国々の騒乱が頭から抜けないみたいで、Arabian Popsに聞こえてしまう。
途中からのサビのところが、どうしてもこぶしの利いたアラビア語的だし、Hit me like a~とかPrayとか聞こえてきます。いっそこの曲を(Remix virsionでなければならない)ジャスミン革命の只中にいるチュニジアの方々に捧げてみるとか(ひとりよがりなチョイスですが)。



ちなみに、辞書で調べると”Halo”は後光とか栄光とか言う意味です。
あ、そういえばJohnny Weir発言の中にもこのword、出てきてた。彼もある意味戦ってますしね。(別のブログの話しでした)。
失礼いたしました。

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Friday 28 January 2011

もう一人のGhannouchi帰国/駐日チュニジア大使辞職

L'autre Ghannouchi reviendra / Ambassadeur Tunisien au Japon a Demissionne 

Rached Ghannouchi首相のガンヌーシではなく、もうひとりのガンヌーシ(Rached Ghannouchi)氏が近々チュニジアに帰国するとのこと。その人はIslamiste Ennahda党の党首。1986年発生したモナスティールのリゾートホテルでのテロ事件の疑惑により、追放され英国に亡命中でした。ベンアリに恩赦されてのこと。徹底的に弾圧したわけじゃないところがベンアリ政策らしいところ?知識人の多くが国外に出てしまったのは、同様の積み重ねがあったからでしょう。

思いだしたんですが、ベンアリ大統領が逃亡して早々、FRANCE2がニュースで(1/18)、暫定政権組閣人事の図に、誤って(モハメド・ガンヌーシ首相ではなく)このラシッドさんの方の写真を使っていたんです!およそ反対勢力と言えるひとの写真を使ってしまったということでしょうか!!大間違いです。ここにEthie-Leaksします!(勝手に得意がってすみません)
しかし、これからも同じ名前でややこしくさせられそうな、お二人です。

こういう間違いが起こったということは、やはり駐チュニのフランス大使館の対応ミスもある?サルコジ大統領がチュニジア情勢把握の甘さや看過しを認めて国民に謝罪、そして駐チュニのフランス大使を即刻クビにしたらしいです。
大使に責任を負わせたわね、と訝ったけどやっぱり大使も甘く構え、たかをくくってたのかもしれませんね、二国間の関係は極めて良好だったし。

だから大使は北アフリカの風に任せて翻弄されていた~・・・なんてね、北アフリカが舞台の映画「ヘカテ」(ダニエル・シュミット監督)に出てくる若手外交官(ベルナール・ジロドー)の姿が、ふと思い出されました。(関係ない話でした)

さて、そして昨日、別の新たな展開を知りました。
チュニジアのヌルディン・ハシェッド駐日大使(66)が、大衆デモで長期政権が崩壊した本国の「ジャスミン革命」に連帯するとして、大使を辞職していたことが27日、分かった。アラブ外交筋が明らかにした。ハシェッド氏は周囲に「チュニジアの国民と殉教者に連帯した決定だ」と辞職理由を語ったという。外交筋によると、ハシェッド氏の父は、今回の大衆デモで中心的な役割を果たした労働組合の創設者。チュニジアを植民地にしていたフランスへの抵抗運動を指導、暗殺された。(27日共同通信ニュース)
熱いお気持ちをお持ちですね。では今は、駐日大使は在任していないのでしょうか?それでは寂しいです。早く日本に誰か送ってくださいね。だって日本大使はチュニに駐在しているのでしょう?

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Wednesday 26 January 2011

Yahoo知恵袋で悪回答。

Mauvaise reponse pour Yahoo'Chiebukuro, un Sachet pleine d'idee'

思いだしたのですがちょっと前、yahoo知恵袋でチュニジアについての質問が載っていたので、すかさず回答したんです。「チュニジアに一人旅したいので、政情に詳しい方教えてください」というので、ちょっと得意になって、おせっかい気分で。

「多少の暴動が顕在化してきているようだが、大丈夫、警察がよく機能しているから」などとたかをくくって回答してしまいました。

ところがどうでしょう!それから数時間のうちに、いろんな情報やニュースが入ってきて、3日後にはベン・アリ政権があっけなく崩壊。
・・・・私、全く大きく読みを外してしまいました。なのにお礼のチップを頂いてしまって、質問者さん、ごめんなさい!

私がベンアリ政権が永久不滅に近いと当時感じていたのは、チュニジアの経済が一応安定しており、周辺の西欧諸国も彼の存在に目をつぶっていたからです。それに主要産業のツーリズムを台無しにするようなことはないだろうとも勝手に(根拠なく)考えていました。

それに、昨年12月中旬には、首都チュニスで「第2回日本アラブ経済会議」なる会議が催され、日本側は大畠産業大臣、前原外務大臣以下400名、アラブ各国側は関係国際機関長以下1000名が出席し、盛会だったとのこと。チュニジアはホスト国として、今は時の人「Ghannouchi:ガンヌーシ」首相も中心になって出席していました。暴動が起こり始めたのがちょうどその頃らしいから、政治の表舞台の裏では暴動が始まっていたとは、偶然ですがちょっと皮肉な感じもしてしまいます。

日本だって、スゴイ借金国なのだから、何かのきっかけでどう転ぶかわからない?などと素人考えに捕らわれてしまいました(^^;)。

それにしてもガンヌーシさん、チュニジア人らしくなく?穏やかそう、かつ聡明そうな人相に見えます。これは彼の人相を見ての私の勝手な印象ですけど、オバマ大統領と似て見えます。
国際的かけ橋(英語・仏語的には国際的「はしご」:echelle internationale)として知られているとのことです。TVニュース見て感じたけど、なるほどネゴ上手な雰囲気です。80年代と90年代当初のチュニジア経済の衰退を立て直した手腕もお持ちとのこと。

FACEBOOKにこんなものもあります→"Pour que Ghannouchi ne demissione pas"
タイトル訳は”グアヌーシさん、辞めないで”でしょうか。

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Wednesday 19 January 2011

欧米諸国「黙認」で奢れたベン・アリ

Ben Ali a devenu arrogant car les peys voisins occidentaux  ignoraient   

「奢れるものは久しからず」
というのが、チュニジアで事業に関わる、ある日本人エキスパートの感じるところ、らしい。

欧米周辺諸国は、イスラム主義の台頭を懸念し、ベン・アリに任せていた(黙認していた)というのを良いことに(下記、毎日新聞記事のとおりです)、彼が弾圧行為や汚職をエスカレートさせて行ったという見方もできるのでしょうか。

大統領自らによる汚職は報道の通りで、国の私物化は目に余るものがあったとのこと。
そして、もうひとつ気になるのが弾圧行為。それにはチュニジアの外交関係に何か関わりのある部分も?
他の地中海沿岸のイスラム諸国についても同様、外交関係が気になります。エジプトやアルジェリア,、モーリタニアでも焼身自殺が続いているとのこと(聞こえてこないけどモロッコも?)。国は違えど同じ一市民レベルとして悲しいニュースです。

私はチュニジアでは、現地の人のものの感じ方や行動が理解できないことも正直ありましたが、それでもやはり一時でも同じ空気を吸ってご一緒し、お世話になったことで、思い入れというか「共感」のようなものがいつの間にか私の中にも芽生えていたという事、今になって気付かされます。遠い国の事ではなく、ほんのお隣のことのように感じるのです。
しかしそれ以上に、「市民による革命」という一面からも、身近に感じさせられるのだとも思います。

しかし、奢れていた割にはベン・アリ大統領の逃げ足の早さには、ある意味舌を巻きました。
もう少しでも逃げ遅れていれば、ルーマニアのチャウシェスク夫妻のようになっていたのか?

毎日新聞の記事より

チュニジア:「過激主義が復活」…イスラム台頭に欧米警戒【チュニス和田浩明】

~ベンアリ政権はチュニジアでのイスラム主義台頭を警戒して徹底した弾圧を行い、多数のイスラム指導者が国外追放された。民主化を求める欧米諸国も、イスラム主義の台頭を懸念し、ベンアリ政権によるイスラム主義者への弾圧を事実上、黙認してきた~(一部抜粋)
前回書いた内容とダブりますが、今日もしつこく載せてみました。

Ethieは明日、フランス語のクラスがあります、チュニジアはフランス語圏なので(第2公用語)この際いろいろ発表しなきゃ。これは、私の独壇場になるのかしら?ちゃんと意見が言えるよう、頑張ります。
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Tuesday 18 January 2011

"Twitter革命”命名に賛成。

Je suis d'accord d'appeler cette emeute 'Twitter Revolution'

今回の政変動乱が「ツイッター革命」とか「インターネット革命」といわれていることに、賛否両論あるそうですが、私はある程度頷いています。

4年前、もちろん集会が禁止されており、デモは、在ったはあったが、リーダーが直ぐに取り押さえられるので、デモと言ってもとてもおとなしいデモでした。その頃、フェースブックは今ほどは普及してなかったし、ツイッターはまだ存在してなかったから、デモの為のシンジケート作りがをうまく機能しなかったのではと想像します。今回はツイッターが大きく役立ったのではないかと思ってます。

当時、既にインターネット自体は意外に普及してました。どちらかと言うと生活が苦しい方のお宅(それが中流かもしれない)にお邪魔した時、部屋の中にはデスクトップPCが鎮座していました。3~4万円くらいで入手したといいます。また、インターネットカフェも、チュニス市内に数件ありました。
しかしながら、メールの検閲は、今思えば確実にあったということです!私も送られたはずのメールが届かないこと、ありましたから(→参照拙ブログ:メールが届かない@チュニジア2006)。 

このたびの新政権の組閣においては、その元凶、悪名高き(とFrance2が言っている)「情報省」が廃止されるとのこと。
なるほど、やっぱり情報省がワルサをしてたということなんですね!
検閲で引き出したメールを元に戻さず、そのまま勝手に捨ててしまってたんですね。戻す作業を単に手抜きしただけなのか・・・それとも、面倒になるほど激しく検閲してたのか・・・。

当時は、短期間のあいだに、先輩たちからこの国についての噂を教えてもらい、こんな普通人の私がこういう警察国家にいるなんて、「これはホントゥ?」かと。。。表立っては何も起こらない、地中海沿岸部らしいのんびりした日々の中、自身の持てる想像力を駆使しても当初はいろいろなことが理解できずにいました。が、一方、徐々に生活の中に様々な疑問が溜まって行きました。人々の暮らしぶりや表情の中に矛盾がありましたから。

しかしようやく、今になって、大きな衝撃とともに全てが現実味を帯びて来るのです。
ある出来事がきっかけで、急に目覚めた、ようやく自身の懐へ入ってきた、ってことありますよね?そう、まるで「目からうろこ」のごとくです。(それとも私が鈍感だったのか?)
チュニジアは、帰国後の私に尚いろいろな謎を残し、その中途半端さが尾を引く、すごく気になる国なのです。

ところで、この動乱の行方は全く見通しが立たないという状況なのだそうです。(毎日新聞の記事より

チュニジア:「過激主義が復活」…イスラム台頭に欧米警戒【チュニス和田浩明】

~ベンアリ政権はチュニジアでのイスラム主義台頭を警戒して徹底した弾圧を行い、多数のイスラム指導者が国外追放された。民主化を求める欧米諸国も、イスラム主義の台頭を懸念し、ベンアリ政権によるイスラム主義者への弾圧を事実上、黙認してきた~(一部抜粋)
日本のメディアも「しっかり」言ってますね!(毎日新聞エライ)
外交が重要。
だから今チュニジアの組閣で、外務大臣のポジションの取り合いもあって、もめているんですね。
いろいろ勉強になりました。
陰ながら、私もチュニジアの明るい未来をお祈りいたします。

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Saturday 15 January 2011

Avatars des tunisiens, sur FACEBOOK

Café-direct! en Tunisie

Anissa Lakhoua

Sur FACEBOOK, les Tunisiens changent leurs Avatar pour une drapeau national deTunisie l'un apres l'autre. 
C'est formidable! 
Facebookのチュニジア人たちが続々と、profile-image(アバター)をこれに変えていってます、圧巻!

On dit, Il semble que ministre Ghannouchi (Interim President) est integre et n'a jamais pense a son enrichissement.
ちなみに、ghanouchi大統領代行は清廉潔白、私腹を肥やしてきてない人、ということ。私の知人(国家公務員)も、彼を信用したいようです。それに彼はこれまでに2度、チュニジアの経済危機を救ったという手腕の持ち主なのだそうです。

また、ベンアリ大統領が逃亡前に出した最後の指示は、「全てをpille、bruleしろ(やっちまえー)」だったそうです。
SVP LISEZ ET PARTAGEZ!!!!!!!  弁護士協会関係者の話を載せている人のページより)

意見は、それぞれの社会的立場によって、異なることでしょうね。
でもたしかにこのままではカオスなままです。
これまで独裁政治で、閉鎖的な政治を進めてきただけに、
何も知らされてなかった国民側がリーダーを立てたら、それはクーデター!?


会見発表で出てきた良く似た3人の大臣たちは、ベンアリに近いところにいたのだろうけど、実はいい人?
あの3人組が実はこの流れを図ったとか?だったらガンヌーシさん、すごいやり手さんです。
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大統領国外退避!そして、ブログ解禁

Ben Ali a fuit en Arabie Saudi, puis la ouverture de mon Blog

今日は朝から興奮気味。
スポーツクラブで飛び跳ねててもチュニジア情報が気になる!

しかし、もうあっという間の出来事でしたねーーー。
私がチュニジアの混乱をニュースで知ってからわずか3日で、大統領が逃亡。
もう既に来るところまで来てはいたのですね。

フィリピンのかつてのマルコス大統領、イメルダ夫人を思い出します。
そう、あれはマラカニアン宮殿!←珍しくスッと出てきた。この響きは今もなお私の頭に銘記されているようです。

首都チュニスの隣街、カルタ―ジュにあるチュ国大統領夫人豪邸に早くも暴徒がなだれ込み、治安部隊が発砲したそうです。
チュニジアでチュニジア人と共同経営で事業をしている日本人からのメールで知りました。
その人は今回の騒乱には何か裏事情がありそう、と言っていますが、それはなんだろう?

今の大臣(ghanouch)が大統領代行になったとか。
この措置を受けて、在チュの各国大使館はかろうじて一時退去を見送ることにしたのでしょう。
確かに国際社会に対して、鎮静化を図る措置だとアピールは出来るが・・・。
しかしあれだけ人気のない大統領の側近なのだから、その大臣も人気がないはずだけど・・・?

チュニジアでは、風景写真を撮ると、必ず画像のどこかにチュニジア国旗がはためている、と言っても過言ではないほどに、異常に国旗掲揚率が高かったです。
まるでだまし絵のように、真紅の国旗が画の中に紛れている。
また、各施設や個々の商店には、必ずベン・アリ大統領の写真が大きく飾られていました。
お店の人に「大統領はそんなに尊敬されているのか」と敢えて聞いてみると、
「そうだよ。んー、でもこれは、ま、一種の『お守り』だよ、ファティマの手と同じ」って店主のおじさん、言ってた。(上手い!)

4年前、Ethieがチュニジアにいたとき、大統領に関するいろんな噂を聞いたけど、
ようやく今、ニュースで伝えてくれて、世界中の皆が知ることとなりました。
はい、それでは、これからはチュニジアでも、そして私も日本で、遠慮なくチュニジアのこと、人に話せるというものです!
私などほんの豆粒の存在ではありますが、それでももしものことを考え、言及は多少控えてましたから。

実際このブログの第一回記事「チュニジアは警察国家」ではかなり婉曲な言い方してるでしょう?
3日前のあの時点では政情がどう転ぶかまだわからないから、心して無難に書いたんです。

これでようやくチュニジア・ブログ解禁(勝手に宣言!Bravo!)。
というより、実はまえまえからやんなきゃ、と思いながら、4年がたってしまっていた(情けない)。
去年はバンクーバーのジョニーが横入りしてきたおかげで(笑)、彼に心を奪われ、もう一つのブログ(JohhnyWier讃歌)で、胸一杯、手一杯 の2010年でした♡♡♡

 今年はチュニジアの思い出を存分に語っていくことでしょう。
特に政治的な難しい話をしようとは思いませんし、4年前の思い出なので古い話かもしれませんが、
人々の暮らしぶりやカルチャー・ショックな話、写真など、自己流に綴っていきます。
自身の為の備忘録ですが、宜しくお願い致します。

 Rendez visite- moi, 'Cafe-direct!en Tunisie',
 s'il vous plait !!


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Wednesday 12 January 2011

デモ、暴動ニュース@チュニジア

Les nouvelles de la Tunisie en chapelet

デモが一気にチュニジア中に飛び火しています。
4年前はデモをしようものなら、直ぐに捕まっていたようですが、このタイミングでは警察も人手が足りなくて捕りものに追いつかない?

En Francais: < 関連ニュース数珠つなぎ >


In English: ロイターニュース
http://jp.reuters.com/news/video?videoId=176560380


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警察国家、チュニジア。

Tunisie comme Pays policier

France2のニュースに、チュニジアで抗議運動が起こっているというニュースカバーがあった。その場所は「Sidi Bouzid」。

それってどこー?
青いドアと白壁が美しい観光地「Sidi Bou Side」の近くだったりしてと、ある程度期待しながら地図をググってみると、

ケロアンとカセリンより南方へちょっといった内陸部の結構な田舎。
ケロアンは言わずと知れた古代都市。カセリンはというと、チュニジアで一番高い(ほんの1500m)シャアンビ山のふもとの町(村)。
ボランティア仲間で登ったとき、一泊したところです。ムシュイ(羊の炭火焼)が美味しかった♪

一人の青年が雇用悪化、物価高で国に対し焼身自殺で抗議、それを機に暴動が起こっているとのこと。しかし、またなんでこんな田舎のニュースなのか。でもあの国は現政権が抑えているはずだけど。御苦労さまです。昔の宗主国フランスとしては見逃せないのか。

~などと思い廻らせていたら、アルジャジーラTVではその暴動で計5人死亡と伝えている。
やっぱり事態は深刻なんでしょうか!
インタビューされた人が国の発行するDiplomeを修得しても仕事がない、と訴えている。
私が滞在した4年前でも、既に大学生をはじめとする若者がそう言って嘆いてたから、事がいよいよ本格的に悪化してきたようです。

滞在時、確かに人口に対して大学作りすぎだという話しを聞きました。
これはベン・アリ大統領の国民の教育レベルアップ政策によるもの。それ自体は素晴らしい考えですが、実際の勉学内容レベルは分野によるとは思いますが、やはりそう高くない。

当時私は「どんなDiplomaを持っているの?」と聞かれて「大学」と答えると、
「うそー、海外に出るくらいなのだから修士だと思った」とおかしがられました。
この国は若者が皆高学歴なんだ、教育機関が充実しすぎているのか、とその時私も感じたのでした。

大学に行く人は多いが、結局国内には就職先がない。
能力があってもコネがない限り就職は絶対ムリ!と言いきるひともいました。

4年前はチュニジア1ディナール=約85円くらいだったのですが、現在=約57円なんだ!これはきつい。ユーロレートに影響されると聞くが、その下落率より更にひどい。

確か一番安い「国民食バゲット」(値段が一律に据え置かれている)で当時で20円以下だった記憶しているけど、現在はいくらでしょうか?

この国ではオリーブも豊富だし、どんなに貧しくても野垂れ死にする人はいなさそうと思い、羨ましくも感じたものでした。気候が良くて、農産物の栄養価も高いのだから、概して皆んな幸せそうな印象でした。

一方、今の政権に対する不満はうまーく抑えられてきた分、根強いだけに、目が離せません。

というのも聞いたところでは、取り締まりの厳しい、いわゆる「警察国家」だと聞きます。だから街のカフェでのんびりシーシャしてるおっさんらの中にも「たれこみ」屋が紛れていて、お互いを見はっているとか云々。だから我々外国人はその人たちから逆に見守られているくらいだ云々。
「そういうスパイっぽい人に気付かない?」と聞かれたこと、ありました。私は気付かなかったけど(鈍感?)、でも田舎の方へ行くとただでさえ周りの眼が気になるだろうし、さて一体どうなんでしょうかー?
どうあれ警察がしっかり機能しているので、外国人も旅行しやすい「安全国家」ですね。おかげ様で無事に滞在させて頂きました。

でも自分たちの生活を守るため、焼身自殺するなんて悲しすぎる。。ジハードなど宗教のためではなく(それもやはり悲しいことですが)。
元宗主国としてフランスがベンアリ大統領にもの申していることでしょうね。

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